笠間地域医療教育ステーション

笠間市立病院

茨城県笠間市南友部1966番地1

小規模多機能な総合診療

2010年度から研修ステーションとなった30床の小規模病院です。小規模ながら地域に密着した多機能型病院として、高度急性期を担う茨城県立中央病院と機能分化・連携を図っています。外来・入院・訪問診療と切れ目なく繋がる継続的医療と、保健(予防)・福祉(介護)と連携した包括的医療を提供しています。2018年4月に旧病院から新病院への移転が行われ、電子カルテの導入や、保健センター・地域包括支援センターとの同時移転(同じ建物となり、「地域医療センターかさま」となりました)が行われ、地域とより密な連携が図れるように日々進化しています。

医学生の実習

スケジュールの一例

1週目

午前

病棟看護

午後

訪問診療

午前

薬剤師・栄養士実習

午後

オリエンテーション

午前

訪問リハビリ

午後

病棟リハビリ

午前

訪問診療

午後

振り返り

午前

外来見学

午後

2週目

午前

訪問看護

午後

認知症初期集中支援チーム

午前

特養回診

午後

地域会議

午前

ケアマネ実習

午後

地域包括支援センター

午前

病棟

午後

県中ラウンド
2週間のまとめ

午前

ケアマネ実習

午後

各実習内容の説明

訪問診療実習

病院とはまた違った患者さんの様子を感じ、患者さんの生活をイメージしてみて下さい。

訪問看護実習、ケアマネ実習

患者さんの生活を支える上でなくてはならない存在です。看護師ならでは、ケアマネならではの視点を学ぶことができます。

認知症初期集中支援チーム

病院と地域包括支援センターが協力し、地域の認知症のかたを医療に繋げる取り組みを見ることができます。

特養回診

笠間市立病院のすぐそばにある特別養護老人ホーム「陽だまり館」の嘱託医として行っている診察や胃ろう交換等の手技を見ることができます。

外来見学

慢性疾患が中心の外来です。診療の中で行われるヘルスメンテナンスや、家族も含めた関わりを学びます。また、初診患者さんには実際に予診を行っています。

学生の感想

  • 訪問診療で高齢化社会が抱える問題を見ることができ、良い経験になった。
  • 外来、訪問、病棟だけでなく、薬剤部、調理部など普段見えないところまで実習でき、勉強になった。
  • 大学病院とは全く異なるニーズがあるということを実感した。

指導医からひとこと

笠間市立病院は30床の小規模病院で、地域に密着した外来診療・入院診療・訪問診療を行っています。 病棟での栄養管理やリハビリにも力を入れ、訪問看護、訪問リハビリなど多職種で連携し、入院から在宅まで切れ目のない診療を提供できるよう日々の診療を行っています。 保健センターと地域包括支援センターが併設されており、行政とも連携しながら地域を支えています。 地域の様々なニーズに答え、地域を支えている病院の魅力を是非感じてください!

指導医 稲葉崇