研修ステーション、大和クリニックの見学

今日は普段の業務を他のレジデントの先生にお任せして、大和クリニックに視察(見学)に行って来ました。

後期研修中には様々な施設で研修が出来ますが、実際に自分の目で見てみないと実感が沸きにくく、研修プランも立てにくいですよね…。
しかし、つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、後期研修中でも大学の総合診療のローテート中などに時間の都合がついたときに視察という形でグループ内の施設を見学することができます。
(もちろん、学生や初期研修医で、これからつくば総合診療グループに加わろうかと考えている方の見学もいつでもウェルカムです!!)

大和クリニックは桜川市にある診療所で、筑波大学から車で45分程度の場所にあります。外来診療はもちろんですが、訪問診療を積極的に行っています。レジデントの先生も訪問診療の最前線に出て研修が出来ます。
今日の見学では、午前は大塚先生と、午後は院長の木村先生と一緒に数件の訪問診療に同行させて頂きました。患者、家族の日常を垣間見ながら体調の変化を捉える訪問診療は見学しただけでも楽しく、やりがいを感じられました。また、限られた医療資源を上手に使い解釈する、医師としてのスキルも要求されます。介護や福祉といった他職種と連携する能力や知識も必要です。今日は1日の見学だけでしたが、数ヶ月研修を行うことができれば医師として大きく成長できると感じました。

1枚目の写真は大和クリニック外観。筑波山をバックにのどかな風景が広がります。クリニック自体はご覧の様にピカピカ!

2枚目の写真はホテルの様な宿泊部屋。レジデントの夜間待機や学生・研修医の実習などに使用します。綺麗過ぎます。

3枚目はカンファレンス直後の医局の様子です。指導医もレジデントも複数名いるので、困った時にはすぐに相談できる体制が整っています。このような環境で在宅医療が研修できる施設はなかなか無いでしょう。


訪問診療中の写真は残念ながら無いので訪問診療の温かい雰囲気がお伝え出来なくて残念ですが、是非一度見学に行って、自分の目で見て、体験してみてください。きっと訪問診療の良さが感じられると思います。

文責:筑波大学附属病院総合診療科 S1 稲葉 崇