night session スタート!

本日は大学総合診療でシニアレジデント向けにnight sessionが行われました。
このnight sessionは、「家庭医療・総合診療研修のコアになる項目についてWS形式で実践的に学ぶ」を目的に、毎週水曜日の夕方に行っています。
普段なかなか勉強する機会の少ない家庭医療・総合診療の総論の部分を、スタッフの先生方がわかりやすく、実体験なども交えながら教えてくださいます。

第1回目は横谷先生による患者中心の医療についてのプログラムでした。
患者中心の医療には

要素1:疾病と病の経験を明らかにする
要素2:患者を全人的にとらえる
要素3:共通基盤を形成する
要素4:予防と健康増進を行う
要素5:患者ー医師関係を強化する
要素6:現実的になる

の6つの要素が絡んでおり、それぞれを理解し、頭の片隅に置いて診療することが患者中心の医療への第1歩です。WSでは、糖尿病患者での行動変容を促す場面を想定し、症例ベースで患者中心の医療の実践とは何かを考えてみました。
教科書や書籍で勉強するだけではついつい眠くなるような内容も、同じ目標を持った仲間とともにWS形式で勉強すると楽しく勉強する事ができました。

本日は加えて、家庭医療・総合診療の歴史、家庭医療や総合診療といった言葉の持つ意味合いなどを今一度確認する内容の講義も併せて行われ、盛りだくさんの内容でした。

最後は全員でおいしい出前カレーを食べながら本日のnight sessionは終了!
自分は大学総診で2ヶ月間勉強しますが、その間にnight sessionでしっかり総論部分を勉強したいと思います!

文責:筑波大学附属病院総合診療科 S1 稲葉 崇