「かさま地域医療教育ステーション推進事業」が始まります

筑波大学では、地域医療教育を充実させることを目的として、茨城県との連携事業として「いばらき地域医療研修ステーション事業」を運営してきましたが、このたび、その拠点の一つである笠間市立病院と、同院を運営している笠間市と提携して、同市独自の事業としてさらに維持・発展を図ることになりました。

これまでの事業は医学生の実習が中心でしたが、今後は、急性期・回復期・慢性期・在宅ケア・地域保健福祉活動など、さまざまなフィールドを持つ笠間市立病院の特性を生かして、総合診療専門医の研修拠点としての整備を図るとともに、地域医療を担う医師を数多く育成し、地域医療の発展に貢献することを目的として導入されるものです。

3月17日、その契約締結式が筑波大学附属病院にて開催されました。
http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/new/1403181003.html

総合診療医の養成には、地域医療の現場での充実した教育体制が必要不可欠です。
本事業の趣旨に賛同してご協力くださった笠間市、笠間市立病院の皆さまに心から感謝するとともに、我々も、この貴重な機会を生かして、さらなる研修環境の充実を図っていきたいと思っています。

(前野哲博)