「次の一手」2013年3月14日朝レクチャー

毎朝、様々なスタッフが担当する朝レクチャー
本日の担当は、前野哲博先生です。

 

「次の一手」というテーマで、医学生、ジュニア・シニアレジデントを対象に行われました。

この「次の一手」では、与えられた症例に対し、より的確に診断にたどり着くまでに聞ける問診は、1人一回につき、たった1つ(学生は2つまでOK)です。

 

症例:37歳男性、生来健康。昨夜9時からはじまった嘔吐、下痢を主訴に外来に来院。38.5度。
まだ、これだけの情報しかありません。

時間経過から何が考えられるのか?
まず、否定しなければいけない重要な疾患は?
感染経路を絞るためには?
・・・など。
それぞれの参加者が、1つ(2つ)しか聞けない設定でディスカッションを進めて行くことで、
なぜ、今、その一手が必要なのか と戦略を極限まで考え抜く訓練になり、
問診技術、診断能力のトレーニングになります。
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好評連載中! 医学書院 外来診療 次の一手
現在、第12回まで連載が続いています。

(阪本直人)