電通「伝えるコツ」セミナーに参加しました

来年度になりますが、6月に、教員免許更新講座を、この地域医療教育学教室も
お引き受けすることになりました。
日々教育現場にいる先生がたにむけての講義。

プロを前に講義することになるので、
伝えるプロ、あの電通さんが教えてくれる「伝えるコツ」セミナーに参加してきました。

そこで知った 電通「鬼十則」。
本当は、筆で縦書きになっているものですが
さ、さすがは、第4代吉田秀雄社長の遺訓だけある、
活字にしても、パワーがあります。

—–鬼十則—————————————————————

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

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これ、「仕事」を「研究」に置き換えてみると、どうでしょう?

ああ、、耳が痛いというか、納得その通り・・というか。
「1. 研究は自ら創るべきで、与えられるべきでない。」
「8. 自信を持て、自信がないから君の研究には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。」
「9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、研究とはそのようなものだ。」
どの言葉もなんと、辛辣で、そして、なんと、正しい言葉でしょう・・・

研究は、やはり一人ではできません。
いろいろな方のサポートがあって、成り立つもの。
巻き込む力と感謝を忘れずに、そして自分に甘えず進めていかなくては、と
褌(ふんどし)を引き締める思い。

(堤 円香)