私たちは教育を通して地域医療に貢献します

地域医療教育

私たちが担当している地域医療教育プログラムの詳細をご紹介します。

1年次1学期
2年次
3年次
4年次前半
4~5年次
6年次

1年次1学期

1年次1学期

1)医療概論Ⅰ「人間性教育」

現代の社会・医療問題へのアプローチを通して、人間への理解を深め、医療の心を理解し、学ぶ意欲の向上を狙いにして、5つのテーマにそった教材(シナリオ)をもとに、小グループ討論を行います。その中で我々は、テーマの1つである「インフォームドコンセント」を担当しています。

2)早期体験実習
●コミュニケーション実習

入学直後の時期に医学生としての自覚を持ち、医療者に必要な姿勢を学ぶことを目的に模擬患者との医療面接を行う実習です。(90分)

●外来エスコート実習

外来患者が受付してから会計をすませるまで、医学生が患者に付き添います。待ち時間での会話を通して患者さんの不安を実感するとともに、患者サイドから病院スタッフの働きぶりを見ることで、チーム医療における各職種の役割などを学ぶことができる実習です。

●診療所実習

夏休み始めに地域医療教育ステーションとその協力施設において、診療所の見学実習を行います。(半日~1日)

2年次

1)医療概論Ⅱ
1)-1「在宅ケア」

地域医療教育ステーション(平成17~20年度:大和クリニック、平成21年度:大森医院、平成22~24年度利根町診療所)の協力を得て、在宅ケアをテーマに、小グループ討論テュートリアル形式で模擬ケアカンファレンスを行います。(1週間)

2年次

1)-2プロフェッショナリズム

なぜ医師になりたいと思ったのか?、医学生として信頼に値する行動は?などの問いかけから、臨床教育現場でよくある場面の事例検討を通じ、医師のプロフェッショナリズムについて学び、医学生としての行動範囲、mission statementを作成します。

1)-3茨城県立医療大学との合同Team-Based Learningによる職種間連携教育

在宅ケアをテーマに、小グループ討論テュートリアル形式で模擬ケアカンファレンスを行います。県立医療大学保健医療学部4学科(看護、理学療法、作業療法、放射線技術科学)2年生と合同で半日かけて、多職種混成グループで事例を検討し、ともに学びあいます。

2)コミュニケーション実習

臨床のコースが始まった時期にあわせて、医療面接における病歴聴取と信頼関係の構築についての役割を経験してもらうための模擬患者との医療面接実習を行っています。(半日)×2回

3年次

1)医療概論Ⅲ-1 地域ヘルスプロモーション

生活習慣病予防の基礎知識や、地域ヘルスプロモーション活動の実際などについて講義で学んだ後、学生は自分の興味のあるテーマを1つ選択して、4日間かけて実際に地域で実施する健康教室の企画・準備を行います。 その後、実際に地域にでかけ、地域コーディネーターの指導の下で学生自ら健康教室を実施するコースです。
詳細は現代GP「地域ヘルスプロモーションプログラム」をご覧ください。
テーマ例:小中学生に対する喫煙予防教育、介護予防、小学生に対する食育、生活習慣病予防、離乳食支援 なお、食育をテーマにしたプログラムの詳細は、H23年社会貢献プロジェクトの報告書『つくば市の小学校における食育教室の実践』(PDF)をご覧ください。

3年次

2)医療概論Ⅲ-2 ケア・コロキウム(チーム医療演習)

医学類・医療科学類・看護学類学生で構成された小グループで、チーム医療・患者のケアをテーマとした討論をテュートリアル方式で行うコースです。(1週間)
平成22年度からは東京理科大学薬学部の学生も参入し、更なる教育効果をあげています。詳細は特色GP「チーム医療実践力育成プログラム」をご覧ください。

3年次

4年次前半

4年次前半

4年次前半

1)プレクリニカルクラークシップ
●症候・病態からのアプローチ

頭痛・嘔気・意識障害・全身倦怠感・発熱などの症候について、臨床決断や鑑別診断の考え方を含めて学ぶコースで、レクチャーとグループ討論を組み合わせた参加型の演習で、3症候についてはTeam Based Learning方式で実施しています。

●小活講義

3年生までで基礎医学、臨床医学、社会医学の一通りのコースが終了し、その後4年生で臨床実習前に学ぶべき項目をテーマに組まれている講義です。総合診療科では、「老化」と「臨床倫理」の講義を担当しています。

●医療概論Ⅳ コミュニケーション実習

コミュニケーションについて、医療面接のスキルについて学ぶ実習と、インフォームド・コンセントを意識した実習の2つから構成されています。いずれも模擬患者さんと全員が医療面接を行うものです。

4年次前半

●基本的診察法演習

臨床実習に必要となる技能としての演習で、身体診察、EBM、診療録記載、プレゼンテーションなどの演習を行います。

4~5年次

4~5年次

1)総合診療科クリニカルクラークシップ

全員の学生に対して、1~2週間の総合診療科実習を行っています。外来実習ではビデオ撮影を行ってフィードバックを行うとともに、EBM、緩和ケア、臨床推論、心のケアに関する講義や演習も取り入れています。また、筑波メディカルセンター病院の外来や緩和ケアでの実習も行っています。

4~5年次

2)地域クリニカルクラークシップ

5年生の後半に、全員の学生*に対し8週間の地域クリニカルクラークシッププログラムを提供しています。これは、茨城県内の医療機関で、病院6週、診療所1週、地域(神栖市または北茨城市)1週の実習を行うプログラムです。
*研究者養成コースの学生を除く。

病院

水戸協同病院(筑波大学付属病院水戸地域医療教育センター)などの茨城県内の実習協力病院において、計6週間の実習を行います。

診療所

地域医療教育ステーションに指定されている診療所を中心に、1週間の地域診療所実習を行っています。詳細は、地域医療教育ステーションを参照して下さい。

神栖市・北茨城市

神栖市と北茨城市において、地域フィールドワークや健康教育実習も含めた地域医療実習を行っています(いずれかの地域で1週間)。詳細は神栖地域医療研修ステーション北茨城地域医療ステーションを参照して下さい。

3)選択クリニカルクラークシップ

5年次後半(通常のほぼ全ての診療科におけるCCを終了した時期)に、再度じっくりと学びたい診療科を2科選び、各4週ずつ実習するもので、総合診療科では、総合診療・地域医療に関する分野でより重点的に学びたいテーマ、フィールドについて個々の学生のニーズにあった実習を教員と相談し計画し、実施します。北海道から沖縄まで全国の様々な地域で活躍する医療機関で実習を受け入れていただき、学生は大きな学びを得ています。この実習で学んだことについて、6年次の始めに学年全体で報告会を行っており、地域医療の現場での学びをポスター形式で発表しています。

平成25年度実習協力施設一覧

上川医療センター、本輪西ファミリークリニック、更別村国保診療所、松前町立松前病院(北海道)、石巻市立開成仮診療所(宮城県)、水戸協同病院総合診療科、筑波メディカルセンター病院総合診療科、鹿島労災病院和漢診療センター、かしまなだ診療所、あきら医院、なめがた地域総合病院、神栖市健康福祉部(茨城県)、柳原病院、東京北社会保険病院総合診療科(以上東京都23区内)、武蔵国分寺公園クリニック、大島医療センター(東京都)、あおぞら診療所、花の谷クリニック、わざクリニック(千葉県)、大船中央病院総合診療科、多摩ファミリークリニック、あさお診療所(神奈川県)、佐久総合病院小海分院(長野県)、揖斐郡北西部地域医療センター、白川診療所(岐阜県)、高浜町和田診療所(福井県)、小値賀診療所、上五島病院(長崎県)、与論島パナウル診療所 (鹿児島県)、与那国診療所、沖縄県立八重山病院附属波照間診療所、西表診療所、大原診療所(沖縄県)

選択クリニカルクラークシップポスター発表テーマ例

・終末期には輸液は必要か
・「患者さんの疾患を治療する」から「患者さんの問題解決の手伝いをする」へ
・口腔ケアと認知機能、今後の課題
・人が人を元気にする~コミュニティから学ぶ医師と患者の関係
・東洋医学的診断プロセスを日常診療に取り入れることは可能か?
・地域マップから考える地域医療~地域性を生かした医療・予防活動~

6年次

1)自由選択実習

将来のキャリアを念頭におき、学生自身が実習をプランする実習で、地域医療・僻地医療現場に興味を持つ学生は、それに即した実習を行っています。医学類で実施する選考会に合格した者は海外の施設で実習することができ、総合診療科の教員がメンターを担当し、Oregon Health Science University Department of Family medicineやSingapore General Hospital,Department of Family medicine and Continuing Careなどでの実習のサポートをしています。

6年次

2)総括講義

卒業前の4ヶ月にわたる講義シリーズです。私たちは医療総論コースにおいて、EBM、緩和医療、生活習慣病予防の講義を行っています。

〒305-8575
茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学 人間総合科学研究科 地域医療教育学

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